密閉された管路内に煙を送り込み地表に漏出した煙を確認することで、⽬視調査では判断の難しい⽔密性不良箇所(ミズミチ)の推定や下⽔道本管の誤接合の有無の把握ができます。
『シュア式送煙試験』は、雨樋の誤接続を見つけるものではなく、浸⼊経路⽐率がもっとも⾼い取付管・最終桝をメインに考えた調査を勧めています。
直接雨水浸入水の傾向が見られるブロックの詳細調査です。雨水系・汚水系の経路を明確にし、適正な排水を指導するための基礎資料とします。低周波音響法を主体とし、場合により着色水による散水法を取り入れて調査を行います。
基本的には誤接続のあった宅地内の雨水系・汚水系の配管経路を略図にて報告いたします。
取付管内に小口径のTVカメラを挿入し視覚的に不良箇所を捉え、補修工法の選定の基礎資料とします。
□土砂堆積によるカメラの進入を妨げないことと調査精度を向上させるために、洗浄作業が必要となります。
内径800mm以上の大口径管渠において調査員により管渠内に潜行し目視により不良箇所を把握し補修工法の選定の基礎資料とします。酸欠や硫化水素等の有毒ガスの発生などに十分留意し調査を行う必要があります。(大型送風機や酸素ボンベ・空気ボンベ等の装備が必要です。)
人孔内において目視により不良箇所の状況(クラック・浸入水・破損・腐食・足掛け金物の劣化等)を捉え、補修工法の選定の基礎資料とします。
深夜の時間帯(汚水が少ないと思われる午前2時から午前5時程度まで)に流量を実測します。常時浸入水が多く確認されたブロックの追跡調査の位置づけとし、本管TVカメラ調査へと円滑に移行することを目的とした調査です。